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明日への足跡

子育ては毎日が戦争

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知らない方が幸せなのか?



発達障害も個性?


今から30年ぐらい前、ちょうど時代が昭和から平成に移る頃。公立小学校にはスクールカウンセラーさんなんていなかったし、個別支援級というものもなかったような気がします。団塊Jr世代はとにかく子どももいっぱいいて、だからクラスに何人かは、あの子ちょっと変わってるなーとか、落ち着きがないなーというような子がいましたが、それも勉強ができるとかできないとか、運動が得意だとか不得意だとか、そういった個性の類と同列に扱われていました。きっと今だったら、療育などで検査を受けて、診断名がついてくるのでしょうね。

良くも悪くも、発達障害というものが周知されるようになり、検査によってあらゆる能力が目に見える数値という形で出てくるようになった今の時代。わかるようになったことが果たしていいことなのか、と思う時があります。


検査を受けるメリット・デメリット


娘ちゃんが今回検査をうけて、能力の凸凹が明らかになったわけですが、それより先に、息子くんは発達障害の診断がおりて、療育手帳も交付されています。入学前に、彼のできること・できないことなどを親や保育園から小学校にきちんと伝えておいたおかげで、TT(チームティーチング)をつけたり、担任の先生も注意深く見てくださるなど、手厚い支援をいただけているので、そういう意味では早い時点でわかってよかった、と思います。娘ちゃんも、これまでは頑張れ頑張れだったのが、もう頑張れないのだということが明確になったことで、じゃぁ何を残し何を諦めますかという現実的な対応を大人たちが考えてやれるようになった、それは大きいでしょう。

でも。検査を受けることに難色を示したり抵抗する親御さんが少なからずいる、というのをよく聞くのですが、それもまた痛いほどわかるのです。誰だって自分の子は【普通】だって思いたいでしょうから。そこから検査結果を受け入れ、サポートに徹しようと思えば、親の負担は小さくありません。さらに外野の、よかれと思ってであり、悪気はないにしても、何気ない言葉が刺さることも多いですし。自分が傷つくのをわかっていて、それでも現実と向き合う苦しさ、私も今回、娘ちゃんの結果を聞くのが怖かったです。知らない方が幸せなのかなって思ったりもします。

自分たちが子どもの頃だったら、当たり前のようにみんなお互いを受け入れていたのに、なんで、今はこんな簡単に決めつけられてしまうんだ、とダンナは悔しそうに言います。検査の結果、アナタのお子さんはこういうことが苦手です、こういった能力が欠けています、それらすべて、あてはまる部分もあるけど、必ずしもあてはまらないことだってある、親は毎日見てる、それをたった数時間の検査の時だけ対面している人にわかってたまるか、という思いが彼の中にあるのかもしれません。

One Wish Forever


それでも何故、検査に同意するのか。それは、数値化されて目に見える形になることで、学校の先生方など第三者にも理解してもらいやすくなるから。そうすることで、本人たちが無駄に摩擦に苦しまなくて済むから。ただ、そうやって周囲に伝えるために時間を割いていただいたり、そのあとの配慮をお願いしたりするのであれば、まずは、親ができる最大限の努力をして、これだけ手を打ちましたが至らないところを助けてください、ということになるので、親が自分の時間や都合を犠牲にしなくてはならない場面も出てきます。あらゆる言い訳を探したくもなるのをぐっとこらえ、どうすることが長い目で見たときに本人の為なのか、その一点だけを基準に、と自分に言い聞かせて、親の感情なんて二の次です。

現実から目をそらさずに向き合って受け止めて行くって、キレイ事じゃなく、自分も泥まみれ傷だらけになることかなって気がします。きっと本人たちは今すぐ理解なんてできないでしょうし、してくれなくていいのです。ただ、そのままの姿で、幸せでいてくれたら。
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真白

Author:真白
横浜市在住、発達障害の小1男子と、慢性疲労症候群の中1女子を抱える母です。

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