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明日への足跡

子育ては毎日が戦争

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言うべきか、言わざるべきか



なんで学校に来ないの?


夏休みも残りあとわずか。来週からの新学期、始業式の翌日からは4時間目以降を毎日登校していこうと決めた娘ちゃんなのですが。

昨日、塾の夏季講習からイラついた様子で帰ってきました。何かあったのかと聞いてみると、話はこうでした。小学校の時から同じ塾に通うAちゃんという子がいて、中学校では隣のクラスなのですが、そのAちゃんから、授業直前に言われたのだそうです。「名前は出せないんだけど、同じ部活の子に頼まれたの。その人の言葉をそのまんま言うとね、『○○ちゃん(←娘ちゃんの愛称)が学校に来ない理由を聞いてきて』」…なんで新学期を待って本人に直接聞かずに、部活つながりだっていう理由でAちゃんを使って、集団塾でみんなもいるような場で言わせるかなぁ、と不服そうに言います。これで4時間目から登校するようになったりしたら、ますますみんなに言われるよね、と。

当たり前だけど、学校に行けている時間というのは比較的調子がいい時ですし、たとえば骨を折ったとか目に見えるケガなどだったらわかりやすいけれど、傍目にはわかりにくい彼女のようなケースだと、誤解されやすいところもあるのは事実です。

2度あることは3度ある



実はこういう問題が起きるのは3度目なのです。

一番最初は小学6年生の秋。連日、遅刻や早退で、フルに学校にいられない状態になった時に、当時の担任の先生から言われました。給食当番や掃除当番でいない分、他の子たちに迷惑がかかるから、みんなから、なんで学校にいないんだと疑問や不満の声があがっていて、もうこれ以上庇いきれないので、何をどこまで伝えるかや言い方に関しては親御さんの意向に添いますが、言わないという選択肢はありません、彼らには知る権利もあります、と。ごもっとも、でした。直接、娘ちゃんに携帯メッセで聞いてきた子もいましたし。なので、夫婦で相談の末、発達の途中でエネルギーが極端になくなってしまったために、学校に普通に1日中いることができない、何故そういうことになったかを病院に通ったり相談したりもしているけれど、今はまだ答えがみつからない、という内容で、伝えていただくことにしました。本当はその時点で診断名の公開も厭わないつもりだったのですが、さすがにそれは学校の方がNOと。そして、伝えるならば、たった2クラスしかない環境で、学年単位で動くことも少なくないし、隣のクラスの子からも興味本位で聞かれるぐらいなら、学年全体に話してください、とお願いして、担任の先生から2クラスの子どもたちに話がされたのでした。

そして時は流れ、中学校に入学し、今年の夏休み直前にまた事はおこりました。ある時に、私が娘ちゃんと些細なきっかけで言いあいになった時に、彼女がこぼしたのです。頑張って学校に行っても、どうせみんなにいろいろ言われる、と。みんな、って?いろいろ、って?聞いたら、クラスのBくんを中心に、学校にいないのはずる休みだとかサボりだとか、体育見学ばっかりなのは仮病だとか、それをみんなが言ってるってチクチク言われてるというので、すぐに担任の先生にご相談しました。Bくんは、クラスの中でもムードメーカー的な、お調子者タイプな子で、特に悪気があるわけではなく、なんでも素直に口にしてしまうタイプの子です。担任の先生は、みんないろいろな事情を抱えているのだから、思いやることが大切と指導はするけれど、全体に事情をオープンにすると、せっかく今、娘ちゃんが自分で遠足の班長に立候補したり、学校と積極的に関わろうとしているのに、体調が悪いならやらせるべきじゃない、といったような声があがって足かせになってしまったら可哀想だから、できれば個別に指導するにとどめたい、ということで、私たちも同意して、そこは先生にお任せしたのでした。

そんな経緯があっての今回3度目。

毎度毎度こんなことで担任の先生を煩わせてしまうことに申し訳なく思いながらも、またまた対応をご相談です。前回は言っている子が誰と特定できていましたが、今回はできていません。そもそも不思議なのが、同じ中学校から今の塾に通っているのはふたりだけで、娘ちゃんもAちゃんどこの塾に通っているかをあえて公言していません。そして○○ちゃんと娘ちゃんを愛称で呼ぶということは、恐らく女子なのでしょう。男子ならば、名字の呼び捨てもしくはさん付けでしょうから。思春期女子の口に戸を立てることはできません。もういっそ事情をオープンにした方がいいのか、でも、8クラスもある中で、クラス替えするたびにまた同じことをいちいち説明していくのか。

ながい目で見て出した答え



担任の先生は、個人的見解として、親と本人が強く望むならば管理職とも諮った上で事情をオープンにすることもできなくはないけれど、長い目で見た時に、娘ちゃんのことだけじゃなく、これから生きていく上で、それぞれみんな踏み込まれたくない個人的な事情というのを抱えていくわけで、そこを土足で踏み込むようなことはするべきじゃないということを相手の子にもわからせなきゃいけないし、それと同時に、娘ちゃん自身も、この先少しずつそういうことに振り回されない強さを身に着けながら、良くなっていこうとしてほしい、大人がなんでも説明してあげるのは手っ取り早いけど、そうじゃなくて、ひとつひとつ時間も手間もかかるけど、大人になっていくのを待ってあげてもいいのではないか、と。今回は新学期が始まってから、相手は特定します、その上で、その子には担任として、娘ちゃんが体調がすぐれない中で頑張って学校生活を出来る限りこなそうと努力しているのだから、それ以上の事情は踏み込まないであげて、ということを指導していきます、そして、今後、また同じようなことはおきるでしょう、その都度、ひとりひとり指導していきます、そうやっていったい何人を潰していくことになるかはわからないけれど、とにかく遠回りでも、言う側と言われる側それぞれが成長していくのを待ってあげましょう、という担任の先生の説得に、待ちます、と私もお答えしました。

担任の先生とお話ししながら思い出していたことがあったのです。自分がまだ学生の頃、根も葉もない理不尽な噂を広められてしまったことがあって、あまりに一方的に言われっぱなしであることに我慢の限界だった私が怒り狂っているのに、恩師は一切の弁明を許しませんでした。これだけ噂が広まってしまったら、いちいち火消しをしようとしても火に油を注ぐ効果しかない、それよりは真ん中から黙って消えていくのを待つしかない。これを消せるのはお前の立派な態度だけなんだ、と。状況は異なりますが、娘ちゃんもこんなことに動じずに、しっかり歩いていけるようになってくれたらいいなと今は思います。それと同時に、ひとつだけ気になっているのが、相手の子はどんなつもりで、娘ちゃんの欠席の事情を知りたかったのかな、と。単なる興味本位というか、いないことが気になるという程度ならば、担任の先生からの指導をしていただくだけでいいのですが、そうではなくて、何かの事情で娘ちゃんと本当は距離を縮めたいと思ってるとか、そういうことがあったりすることはないのかな?なんて。

これも正解なんてないんです。でも、今だけじゃなく、長い目で子どもたちの将来のことまで考えて、待ってあげて、と親に言える担任の先生を信じたいと思ったのです。
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真白

Author:真白
横浜市在住、発達障害の小1男子と、慢性疲労症候群の中1女子を抱える母です。

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