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明日への足跡

子育ては毎日が戦争

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人と関わりながら



窃盗疑惑?!


先日、息子くんの学童に忘れ物を届けに行った時のことです。今にも泣きそうな顔して拳を握りしめて、4年生の男の子(以下、Aくんとします)を睨みつけている息子くんがいました。それを指導員さん3人がハラハラした表情で見守っています。Aくんが挑発するような言葉を次々に繰り出すと、とうとう我慢の限界を超えたのでしょう、あ、まずい、と私が思った時には、案の定、息子くんは上級生相手に手を出していました。といっても、所詮は体格も力も劣る小学1年生、相手はダメージなんて受けません。それどころか、歌うように「暴力反対!暴力反対!」と手を叩き、さらに怒って攻撃してくる息子くんの手を強く払いのけたりして、逆に「正当防衛だからな!」と言う始末。

その後、常勤の指導員さんから衝撃的なことを聞かされました。夏休み中にAくんのものがいくつかなくなって(学童だと子どもたちが物をとっ散らかすので、どこかに行ってしまうなんてことは日常茶飯事です)、何故かそれらすべてをうちの息子くんが盗った、とAくんは思いこんでいるそうなのです。だから、本来、過ごすべき居室が違うはずなのに、息子くんが玩具で遊んでいたりすると、わざとそれを邪魔しに来たりして、「仕返しだぞ!」と言っては、そこから上記のようなことになって、息子くんが泣かされることも少なくないようなのですが。「どうしてAくんは息子くんが盗ったと思いこんでいるんでしょうね?」私は溜息をつきました。息子くんにはそこまでの賢さはありませんし、ストレートに親にリクエストしてくるタイプです。

排除すればそれで解決するのか


実は、このAくん、入学当初から発達障害を疑われていて(後に診断が下りたらしいということは聞いています)、何か事あるたびに、すべてAくんのせいとされ、叩かれていた時期がありました。恐らく、親御さんも、みんなと仲良く過ごしてほしいだけなのに、受け入れてもらえない辛さがあったのでしょう。だんだん、「うちの子ばかりが叩かれる」と思いこんでしまったようで、Aくんが他の子と摩擦をおこすたびに、親御さんは感情的になり、それが余計に、あの親子とは関わらない方がいい、とまわりから相手されなくなっているのが現状です。

わが子が盗ったなどと言われるのは、やはり親としては心外ですし、でもだからといって、Aくんを排除すればいいのかというとそれも違う気がして。お互いにコミュニケーションに難ありだからトラブルにもなりやすいけれど、それも息子くんには必要な経験だというのもありますし、Aくんにとっても、人づきあいの何たるかを学ぶ機会でもあるはずなのに、それを遊ばせないでくださいとか言うのもいかがなものなのかなと。本当は、もっと早い時期に、しかるべき人に相談などして、必要な支援が受けられていたら、もう少し違ったのではないかなと私は思ってしまうのです。少なくとも、息子くんは発達障害であることをわりとオープンにしていますが、だからといって、Aくん親子のようにそれを理由にいろいろ言われたりはしたことがありません。むしろ手を差し伸べようとしてくださる方が大半です。Aくん親子と私たち親子、何が違うのかなと考えたら、子どもの特徴の出方というのも大きいですが、あとは、周囲の理解の差なのかな、と。何もしないで察してください、配慮してください、は通らないので、そこは親も努力が必要ですが、その努力に費やす時間やエネルギーを考えると、子どものためにしてあげたくても、できること・できないことはどうしても出てきてしまいます。難しいですよね。


KABC-Ⅱ



程度がどうあれ、わが子が(発達)障害であるという現実を受け入れるのは非常に辛くキツイことです。実際、私も未だに完全に気持ちの整理がついてはいません。ただ、目に見える数値を提示して、彼のことを理解してもらうようにつとめなくてはならないと思っていたので、夏休みにKABC-Ⅱという、主に学習面に特化した検査を追加で受けさせていました。
その結果の数値データがこちら。

kabc-1


kabc-2



娘ちゃんの検査結果と数値の見方は一緒です。そしてひとつひとつの項目についての説明は割愛させていただきますが、要は本来もっていると推測される認知尺度以上に勉強を頑張って今の水準にいる可能性があるので、本人にとっては、「無理して頑張ってついていっている」状態なのだそうです。いわゆる学習障害(LD)と言われるものではなく、単純に理解が普通よりもゆっくりのペースなので、学習面だけを重視するならば、やはり個別支援級への転籍を強く勧めるけれども、ただ、人間関係等、諸々考慮した時に、一般級継続を望むならば、塾や個別指導といった何らかの学習サポート体制をつけてあげて、かつ、他の子と同じペースで、同じレベルで、とらえずに、昨日より今日、できるようになった、頑張っているというプロセスを認めてあげてくださいねとのことでした。この結果を受けて、担任の先生もそれに同意してくださったので、このままもう少し、学校ではただお友だちとの関わりを大事に楽しんでもらうことにして、学習サポートはこれから彼に合う方法を検討していこうと思います。親ときちんと理解共有して、本人の能力的な得意・不得意を知った上で本人に合った指導をしていけることが嬉しいと、担任の先生の笑顔が親としては素直にありがたいです。

この先、ずっと一般級でやっていくかどうかは、また別の話で、いつかどこかで立ち止まって振り返ることは必要でしょう。ただ、二度とない子ども時代、人生を省略せずに、子ども同士の中で、良いことも悪いことも経験を重ねて、人と関わりながら生きていけるようになっていってほしい親心なのでした。
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真白

Author:真白
横浜市在住、発達障害の小1男子と、慢性疲労症候群の中1女子を抱える母です。

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