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ママだって泣きたいゾ!

子育ては毎日が戦争

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君たちはどう生きるか



涙の体育祭



あんなに暑かった夏もいつしか過ぎ去り、ひと雨ごとに秋らしくなっていきますね。一昨日、娘ちゃんの中学校では体育祭が行われました。その日、天気予報の降水確率は70%、今にも泣きだしそうな曇り空で、決行が危ぶまれましたが、プログラムを大幅に組み替え、各学年の種目および縦割りや全体種目をすべて午前に、徒競争のような個人競技は、3年生が走るものを午後の前半にして、1・2年生のを終盤に固めて、とにかく、天候が許す限り、これが最後の体育祭となる3年生たちを中心にという、先生方の愛情が伝わってくるような構成でスタート。

小さい頃から運動神経が残念な娘ちゃん。おまけに号令ひとつで強制的に動かされることが苦手かつ大嫌いという性質のため、体育祭はもっとも苦痛なことのひとつです。私はPTA役員としての仕事の都合で、競技エリア内の一番近いところでわが子を見ていられたのですが、そんな彼女が、仲間と力を合わせて一生懸命取り組み、勝ったときにはみんなと一緒に大喜びをする、ごくごく普通にクラスの一員として楽しそうに笑顔が弾けている姿がそこにはありました。それを見ていたら、笑顔を失った時期も知っているだけに、よかったなと心から安堵したし、嬉しかったのですけれど、その一方で、ずっとこんな風に仲間の中で過ごしていく環境を維持してやりたいのに、それが叶わないかもしれない現実が辛くてたまりませんでした。今の中学校では支援級に転籍したとしても、行事の時にはどこかのクラスに組み込まれていきます。けれども、やはり普段からずっと同じ空間で過ごしているのといないのでは、当然、一体感も違うことでしょう。あるいは、ドクターの言われるように通信制のサポート校に進学したら、普段の苦痛は少ないのかもわかりません。が、そのかわりみんなと行事を作り上げて、思い出を共有するという経験は難しいでしょう。必死に涙をこらえてカメラのシャッターを切っていたら、空から雨が降り始めて、3年生の競技がすべて終わったところで、体育祭はそこまでとなってしまったのでした。

進路とは生きる道を考えること



進路の問題というのは非常にデリケートなことなので、他人と話す時には神経を遣います。昔、こんな知人がいました。その人の親御さんは優秀ないわゆるエリートだったので、自分のお子さんにも、男子は東大・女子はお茶の水女子大、それ以外は認めないという方針だったそうです。そのため、幼稚園から、子どもたちを受験させましたが、運もあって、お嬢さんはずっとお茶の水女子大附属とはご縁がありませんでした。それでも世間一般から見たら、お嬢さんの学歴は決して低いものではなく、むしろ、称賛されるべきレベルかと思われます。ただ、親御さんは納得できなかったのでしょう。「まわりの子はみんなアナタとはレベルが違うの。だからお友だちになってはいけません。」そうやってお勉強以外は許されず、厳しく育てられ、お友だちもいないまま育てられていったのですが、高校受験でお茶の水女子大附属にご縁がなかった時に、とうとう精神を破壊してしまいました。知人はそんな姉を見て痛ましく思いながらも、それでも自身もまた男だから東大にという親御さんの呪縛から逃れられずにいました。

ことほどさように、人によって価値観は様々、許容できる範囲も異なります。たとえば、ある人にとっては第1志望で念願かなって入れた学校であったとしても、ある人にとってそこは滑り止めで、本命に落ちたから仕方なく入学した、いわば屈辱でしかないということもあります。ママ友などでよくありがちなのが、本人は全然自慢しているつもりでも嫌味でもなく、素直に、わが子の成績が学年10位だったと嘆いていて、いやいや、まずアナタのお子さんの学校に入ることもできないレベルの人から見たら、贅沢な悩みでしかないのに、滑り止めだったのだからトップ3で当然、とか。大人なのでいちいちそういうところでイラっときても指摘はしませんが、内心、空気読んでよね、と思ってしまったりして。そういうことがあるので、迂闊に進路関係の苦悩というのを、ただの友人関係の中で話すのは躊躇してしまいます。

まして、そこに発達障害、というのが絡むと尚更です。人によって、出方も程度も異なりますし、特性も人それぞれです。親にとっては、発達障害の一般的なケースがどうなのかということではなくて、わが子にとってどういう環境が最適なのか、ということが大きな問題です。それと、その環境を親と本人が受け入れられるのか、ということ。もちろん正解なんてありません。何を重視したいのか、何を大事にしたいのか、何を学びたいのか。自分が学生の頃は進路=進学先と当たり前のように考えていました。でもそうじゃない。親になって、わが子が発達障害と宣告されて初めて気づいたのです。進路はその子の生きる道を考えていくことなのだと。

母校が残した財産



ドクターが言われている、支援級に転籍させて、そこから通信制のサポート校への進学、さらに、やがては療育手帳を使っての就労という道は、本人がいつか頑張りの限界にぶつかって立ち尽くしてしまうというリスクを極力避けることができるルートであろうと思われます。将来、自立していけるようにということを考えるならば、何かしらのスキルがあった方がいい、そういう配慮でもあるのでしょう。実際、そういう道を自ら選んで誇りを持っていらっしゃる方もあると思います。ただ、私は今はまだどうしてもそれを受け入れることが辛いのです。

私には大切な友人たちがいます。学生時代に出逢い、お互い、いろいろなことがありました。いいことも悪いことも。それぞれの環境が変わり物理的な距離が離れても、今はSNSもある時代、辛い時・苦しい時、気持ちだけはそばに寄せてくれているのが伝わってきます。同じ空間で過ごした時間は、人生の中で考えたら決して長くはありません。でも、友人たちの存在は、まぎれもなく、母校が残してくれた一生ものの財産だと私は思っています。順番からいっても親はいつか先立ちますし、大人になってからは親が子どもにしてやれることなんて残念ながらあまりなくて、だから、子どもたちにも、これから先、歩いていく道で出逢う友人たちに支えられ、支えていってほしい。学力とかスキルとかそんなのよりも、人とのつながりを残してあげたい。その強い思いがあるからこそ、リミットぎりぎりまで、あらゆる選択肢を、可能性を、わが子と一緒に考える親でいたいのです。

そして、かけがえのない友人たちへ… 数えきれないほど、ただ伝えたい言葉。 「ありがとう」


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Comment

初コメント失礼します汗 

最近こちらでブログ始めたばかりでいろいろな方のところにお邪魔して拝見してます。育児…本当に大変ですよね…簡単なお言葉かけるのは失礼でどう書いていいか分かりませんが、お子さんの将来を真剣に悩んで考えていらっしゃるご様子を見て応援したくてメッセした次第です(汗)。拍手だけじゃ伝わらないかなと…。今悩んでいるぶん、お子さまにとってベストな未来が訪れますように^_^!
  • posted by 畑かぶら 
  • URL 
  • 2018.10/20 13:00分 
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