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明日への足跡

子育ては毎日が戦争

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「待つ」ことの大切さと「待てない」親心と



にこにこ大作戦


今日から3月、いよいよ年度も〆の体制に入って来ました。PTAのことなどもお話したいのですが、まずはわが子たちのことから…。

結局、娘ちゃんの年間欠席日数は30日を超えてしまいました。そんなお姉ちゃんに引っ張られてしまって、秋は毎日のように登校しぶり、泣いた日も少なくなかった息子くん。ところが、ここに来て、彼は急に強くなりました。もうすぐ2年生になるんだ、という自覚なのでしょうか。

小学1年生の生活の授業の単元で『にこにこ大作戦』というのがあります。いったい何がにこにこなのかと思いきや、自分が何をしたらお家の人が笑顔になってくれるのかを考えて実行してみよう!というもの。大きく分けると3種類あって、ひとつは自分のことを自分できちんとやる、もうひとつは家族のために何かお手伝いする、そしてもうひとつは自分や家族のため以外でも何かする、ということだよね、というのを子どもたち自身に気づかせて、自分で目標を立てさせた上で実行してみて、それができたか、あるいはできなかったとしたらどうしたらできるようになれたか、を考えさせるという学習だったのですが。ママはボクが何をしたら嬉しい?と聞いてきた息子くんに、私は答えました。君が毎日学校ににこにこ通ってくれたらそれだけで十分だよ、と。そしたら彼は本当に頑張ってくれたのです。

自信を力に


入学当初は個別支援級でのスタートを療育や特総から勧められていた息子くん。一般級でのスタートは彼にとっては恐らく決して楽ではなかったことでしょう。苦手なことの壁にもいっぱいぶつかりました。そのたびに担任の先生が諦めずに一生懸命彼に寄り添って、時には道具の工夫や接し方の提案など親とも連携してくださったおかげで、ひとつひとつ、「できなかったことができるようになった」という経験を重ねて、知らないことを学ぶ面白さを知り、自信をつけてきたようです。もちろん、他のみんなと比べたらまだまだだったとしても、彼の中では、ボクもできた、その意識が、お姉ちゃんがどうあろうとボクはボクなんだ、というのにつながったのかもしれません。

学童でも、最初の頃は上級生との摩擦があったり、お友だちと上手に遊べなくて、プラレールを広げてマイワールドにいたり、ということが多かったのに、最近はいろいろな子たちと、これまではやったことのなかった遊びにもどんどん挑戦していると指導員さんから報告を受けました。確かにお迎えの時に、工作で作ったという葉っぱのしおりをプレゼントしてくれたり、同級生の子たちと卓球もどきでみんな下手くそだからホームラン連発でサーブが入ったら勝ちみたいな状態に笑い転げている姿を目にする今日この頃。急激に彼の世界は広くなったようです。

親も、学校や学童の先生方も、あるいは彼に関わってくださったまわりみんな、彼がひとつひとつ自分のペースで納得しながら越えていこうとするのを「待って」あげられたから、こんなにも実り多い1年になったのかなと、本当に感謝の気持ちでいっぱいなのですが。

でも、「待つ」ことができたのは彼がまだ小学1年生だから、というのがあります。これが中学1年生はそうはいきません。どうしても進路がかかってきます。ちゃんと学校に通わせなきゃいけない、成績もある程度とらせていかなきゃいけない、親も子もプレッシャーとの闘い、どうしても、親はアクセル全開で追い込んでしまう中、学年末考査最終日に大きなトラブルがおきました。まさかの棄権…。

発達障害は不幸ではない



入学してから、これまで4回の定期考査、毎度、朝からお腹痛いだの気持ち悪いだのと体調不良をおこしがちで、綱渡りに苦しみながら、結果はさておきなんとか受験だけはできていたのに、今回初めての棄権に私自身がショックで動揺を隠せませんでした。次年度につなげるためにはどうしてもここが踏ん張りどころだったはずなのに…。提出物を代理提出がてら、その日、担任の先生と30分ほど話したでしょうか。意外にも、担任の先生は、親の前で娘ちゃんのことを全力で庇い、親御さんの不安も焦りもわかるけれども、今は待ってあげる時だと説得してきました。ここまで1年間、アクセル全開で支えてきたお母さんも、3月いっぱいだけでも、一度ゆっくりちゃんと休んでほしい、とも。

春は出逢いと別れの季節。先日、娘ちゃんの塾の先生方がひとりを除いて総入れ替えとなりました。特に、今回異動になってしまった室長先生は、一番状態の悪い時期からずっと、事情をすべて飲み込んだ上で、学習面のサポートを引き受けてくださっていた方でした。また、私が心から信頼して吐き出せるスクールカウンセラーさんも異動が決まってしまいました。そのやわらかな笑顔と的確なアドバイスにどれほど救われてきたことか。後任は男性の方ということで、きっと今までと同じようにはいかないでしょう。そんな別れの寂しさや不安の中、まわりから、悪気があってではなく、むしろよかれと思ってのアドバイスのつもりで言ってくるあれこれに、感情的になってしまって、そんな自分がまた許せなくて、なんていうことが続いて、神経ズタズタになりかけている私に、娘ちゃんの担任が言われました。「人間てその立場になってみないとわからないことがいっぱいあって、誰しも、自分にはそういう目には合わないって無意識に思っているからこそ勝手なことも言いますけど。でも、ひとつ言えるのは、娘ちゃんは生きづらさはあったとしても、不幸ではない、ってことです。そして、非行に走ったりすることもなく素直に穏やかに真っ直ぐ育ってる、それを大事にしてあげてほしいです。」

自分たちがどれほどまわりの人たちに恵まれ、守られてきたか、子どもたちが気づくのはきっと、大人になってから、なのでしょうね。



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真白

Author:真白
横浜市在住、発達障害の小1男子と、慢性疲労症候群の中1女子を抱える母です。

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