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ママだって泣きたいゾ!

子育ては毎日が戦争

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だんだん女子は強くなる

先日、娘ちゃんが中学校生活初めてのビッグイベント、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストに遠足で行ってきました。バスの中ではレクリエーションでイントロクイズをしたり、現地では班ごとに分かれて野外でカレーを作って食べたり、ウォークラリーをしたりというプログラムだったそうですが。「もうさぁ、みんなろくすっぽ料理できないの!ピーラーさえ満足に使えなくて、放っておいたら、いつまでたってもカレーできないから、しょうがないからほぼ私ひとりで作ったんだから!おまけにウォークラリーなんてうちから学校まで(←山あり谷ありの徒歩30分の道程です)を4往復分くらい歩かされたから、いいダイエットだよ、マッタク」とプンスカしながらも、「でも楽しすぎて疲れたぁ!」と満喫してきた様子。

実は、今回、クラスの中で学級委員以外から班長を3名選ぶ時に、娘ちゃんは、自分からやりたい、と手を挙げました。今までの彼女には絶対になかったことです。小学生の頃は自分から前に出るということはありえない子でした。それが中学校に入った途端、担任の先生曰く「クラスではまだまだ幼い男子たちを見ていて、しょうがないわねぇと言わんばかりにお姉さんらしくフォローしたりしています」って、そもそも他人の世話をするタイプでもないし、一体先生はどこの子の話をされているのかしら?と思ったほど(爆)ほんの半年前、学校に行けなくて泣いていた姿が嘘のように成長していました

娘ちゃんの中学校は近隣小学校5校が集まる、横浜市内でもわりと大規模な学校のひとつです。この遠足の前に担任からはこんな話があったそうです。「お互いに多くの背景・人生を超えて集まってきたクラスなのだから、お互いの個性を大切に活かしてほしい。それぞれの小学校から上がって来て、それぞれ得意なことや苦手なことがあって、それでも、クラスを作って共に過ごしている、お互いに認め合うことを大切にやっていこう」と。クラスだよりでそのことを知ったので、その時間その場所に娘ちゃんがいたかどうかは私にはわかりません。ただ、彼女もそれを今回の遠足で学んだようです。

当たり前ですが、入学と同時に何らかの基準で学校が割り振ったクラスなので、気の合う子ばかりではありません。時々、家で「○○はうるさくて苦手」とかぼやく対象になる子も何人かいました。(もっともそれはお互いさまでしょうけれど。)ところが、今回の遠足で、「あのね、Aはバスレクの仕切り、芸人並に上手いんだよ。小学校から一緒だったけど初めて知った。あと、いつもウルサイBだけど、意外と料理得意みたい。Cは火起こしすごい早くやってくれた」といったように、普段、学校で過ごしている時には気づかなかった相手の特技や一面といったものに触れたことで、あまり得意な相手ではなくても、この人のこういうところは認める、といった相手に対するリスペクトというものを彼女は今回初めて感じたのでしょう

半年前、娘ちゃんは神奈川県立こども医療センターで、慢性疲労症候群と診断されました。発達の過程で、エネルギーが極端に失われ、興味がないことや好きじゃないことに対しては疲れやすい。そして嫌なことに対しては、どこかに痛みを感じたりといった拒否反応が出る。無理を強いれば確実に悪化し、気力・体力がないわけだから、最悪、介助なしでは生活できなくなるし、経口で食事をとれなくなれば命にも関わりかねない。確立された治療法も特効薬もなく、医者が何かをしたからといってよくなったケースは見たことがないし、よくなる可能性はイチローの打率程度、あとは現状維持か、無理を重ねて悪化しているか

それでも、学校に行かなくていいよ、と言えなかったのは、仲間と過ごす、今しかできないことを諦めたくなかったからでした。行事は参加しなければ思い出はゼロになってしまう、たとえひとつでもふたつでも友だちと共有できる思い出が残せるならば、多少無理をさせることになるとしても親としては取り組ませたい。だから、たとえ1時間でも2時間でも登校できるならば受け入れてください、行事も大変なのは重々承知ですが、できる限り参加させてやってください、親の必死の訴えを学校も本当によく我慢して受け入れてくださいました。

無理に学校に行こうとすればお腹が痛くなる、夜中に腹痛をおこせば眠れないから朝は動けない、それなのに親は学校に行かせようとする。どうにかこうにか1時間とか2時間程度登校しても、毎日、同じ科目を受けるわけではないから、各科目、つながらなくなってきてしまい、結局、今、授業は何をやっているのかわからず、その場にいることさえも苦痛になってしまう。そして、授業の課題は終わらない。親と子・親子と学校、どちらもコミュニケーションが満足にとれずに、すれ違う日々、目の前で笑顔が消え、ただただひたすら眠り続け動けなくなっていく姿を見ているしかできない日々は、すべてが灰色でした。本来ならば就学を一番楽しみにするはずの時期の息子くんも、大好きなお姉ちゃんがそんな状況で、家の中の不穏な空気に巻き込まれ、「ママはお姉ちゃまだけが可愛いんでしょう!」なんて言わせてしまった日もありました

あれからわずか数ヶ月でここまで持ち直したのは、鍼灸治療の効果と、小学校生活最後の担任の先生の力量だったと思います。もっとも、担任の先生との関係も一時期は決していいとは言えませんでしたけれど。今もやっぱり普通にすべてをこなすことはできず、今日も朝1時間しか登校できていません。ただ、同じ1時間しか行けない、でも、数ヶ月前の彼女と今の彼女は大きく違う。強くなったな、と思うのです。もっとも、強くなって口が達者な中1女子は辛辣なので怖いですけど!!
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