FC2ブログ

明日への足跡

子育ては毎日が戦争

Entries

授業参観と言う名の劇場

父の日が近いからなのか、毎年、この時期になるとわが子の小学校では土曜参観が行われます。厳密には、学校を開く週間、と称して、金・土の2日間にわたり、1時間目から4時間目まで見たい授業をいつでも見に来ていいですよ、というシステムです。

あくまでも私個人の考えとしては、授業参観というからには、普通にありのままの授業を見て、この科目はどんな風に教えられているのだろう、わが子はどんな態度で授業を受けているのだろう、あるいは参加しているのだろう、というのを知りたいわけですが。1年生の授業参観はほぼ演出です

まずは廊下に国語の教科書を子どもたちが書きうつしたものが貼りだされているわけですが。うちの息子くんの普段の字を親は見ていますから、どう見たってこんなキレイに書けるわけがない(笑)本人に確認すると、やはり担任の先生が手を添えてくださったとのこと。よくよく見ると、どの子のもやたらきちんと書けていますが、入学前に字をある程度書けるようになっていた子ばかりではないはずなので、みんながみんなこんなに「読める」字を書けていることが不自然なんですよね。

そして授業も。たとえば国語の授業。普段はひらがなのお稽古がほとんどです。それと日々の宿題で音読をやらされているのですが、授業参観では、音読発表会、という形で、簡単な劇のような形式で教科書を各班ごとに読んで、「大きな声で上手だった」とか「気持ちがこもっていてよかった」みたいにお互い褒めたたえあいます。もちろんそのために、事前に、アナタはくまさんの役、アナタはりすさんの役ね、とか決められて、その台詞を発表できるよう、何度も練習をしたようで、お家でも練習してきてね、と言われて、息子くんも毎晩一生懸命やっていました。保育園ではお遊戯会みたいなのはやっていないので、こうやってやらされてる感満載の発表をこなせるようになったのは、大きな成長だなぁと感心するのですが、いつも通り、ひらがなのお稽古でよかったのになぁとも思ったりしました。また、毎年恒例、小学1年生の土曜参観のメインは、学校探検で、お家の人たちに学校のあちこちを案内しよう、というもの。班ごとにあらかじめ決められた各特別教室をまわり、「ここは図書室です。本を借りたりすることができます」といったように発表するために、これもまずは2年生が1年生にやってみせて、それをもとに1年生も練習を重ねて、当日を迎えるわけですが。うちの息子くんは最初、この練習を初めてやらされた時は、固まってしまい、軽く拒絶反応を示したそうです。それでも本番はちゃんとこなしていました

就学前に、個別支援級でのスタートの方が望ましいと特総からは言われ、療育手帳も持っているほどの息子くんですが、決して出来がいいとは言いかねるとしても、客観的に見て中の下程度だよな、というぐらい、みんなと一緒に何でもこなせている、それだけでも親から見たらすごいことだし、ありがたいことです。それと同時に、実際に診断がおりているとかいないとかは知りませんが、クラスの中で、わが子以外でも、明らかにあの子多動っぽいよね、とかちょっと手がかかるかもね、というお子さんが何人かいました。

今、私は学校の担任の先生と密にやりとりを重ねながら、連携して、息子くんのサポートをしているわけですが、スクールカウンセラーさんいわく、みんながみんな、わが子の現実を受け入れられるわけじゃないから、うちの子は何の問題もないと言いきって、適切な支援を受けないまま、あるいは、見過ごされたまま、もっと学年が上がってから、突然、問題が大きくなってくることも少なくない、と。子どもたち、こんなに一生懸命頑張っているんですよ、こんなにできるようになっているんですよ、1年生らしい可愛い姿を見てくださいね、という学校の意図はひしひしと伝わってくるのですが、様々な子どもたちが集まる公立小学校という環境で、グレーゾーンも含めた発達障害の子どもたちも少なからずいるであろうと思われる中、まず机にきちんと座って先生の話を聞いて【勉強】をする、それだけでも十分、成長した姿を感じることはできるし、親を感動させるために、ここまでの演出を施さなくてはならない先生方の御苦労はいかばかりかと頭が下がります。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

真白

Author:真白
横浜市在住、発達障害の小1男子と、慢性疲労症候群の中1女子を抱える母です。

広告

最新記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

右サイドメニュー

検索フォーム

QRコード

QR